ブラックリストの現実、原因と怖い「異動」表示
携帯の端末の分割払いから、キャッシングやクレジットカード、様々な返済状況を知らせてくれるのが個人信用情報です。
これがブラックになる瞬間は、だいたい3ヶ月支払いを延滞したとき、と一般に言われていますが、それもそれぞれの金融機関や会社によって異なりますし、だいたい3ヶ月というのも、本当は実質61日間以上支払いがないと、「異動」表示となります。
一ヶ月くらいの滞納や忘れは[A]の表示が付いてもブラックまでにはならないのですが、それが3回付いてしまったら、どんな少額の返済でもリストに載ってしまうのですから恐ろしいです。
この異動表示イコールブラックリストとなります。
一旦信用情報にこの「異動」が記載されるとまずクレジットカード、ローンの審査に100パーセント通らなくなります。
この履歴を消すのは完済日から5年間も待たなければなりません。
お金を借りるとき、分割払いの契約をする時ははわからないけれど、その返済の少なくないリスクが垣間見えます。
ブラックリストが消えるのは何年後？
それだけ信用情報に傷が付くというのは大きなことです。
今は法律が変わって、この滞納の事実はどんなに時間が経過しても消えなくなりました。
完済してから5年、または弁護士や司法書士に相談、法的手続きをして債務整理、それから5年経過しないとブラック情報は残ってしまうのです。
携帯の分割払いの数千円でひっかかったり、忘れていたクレジット利用額でこんな問題になっては、一番お金が必要なときにお金が借りられなくなってしまいます。
まず、お金を借り入れるときはこういったリスクを将来負うこともあるのだと思い、慎重に判断することです。
もちろんまとまったお金がどうしても必要な時期というのはありますので、こうしたリスクを知りつつ、賢くお金を借りていく知識が必要なのではないでしょうか。
一度信用をなくしてしまったら取り返すのが難しいですし、年齢が上がれば上がるほど、やはり仕事や人生をやり直す、組み立て直すことは難しくなるのは事実です。