ローンとは目的が限定されている貸付のこと
ローンという言葉の本来の意味は、「貸付、貸すこと」となりますが、今の日本で一般的に使われているローンという言葉は、住宅ローンや自動車ローンのように、目的が限定されている貸し付けのことを指すことが多いようです。
また高額なものを購入する時に分割での支払いを目的にする場合もローンという呼び方をされます。
つまり、お金を借りるのとは違い、何か商品や使い道があり、その金額を支払う時に分割で支払える仕組みのことです。
自動車の購入や住宅の購入などのローンは銀行や信販会社が取り扱っており、商工ローンと呼ばれる事業者向けのローンについては消費者金融での取り扱いもあります。
銀行と信販会社のローンを比べると、銀行のローンの方が審査は厳しくなりますが、金利が低く設定されていることが多いため、どちらを利用するのかをしっかりと比較して検討すると良いでしょう。
カードローンやキャッシングとの違い
使用目的が限定されている「ローン」に対して、使用目的を問わない貸し付けを「カードローン」や「キャッシング」と呼んでいます。
生活費の補てんや急な出費に対応するためにお金を借りる場合には、カードローンやキャッシングを利用することになります。
使用目的が限定されるローンは、申し込みの際に使用目的を示す書類を提出しなければなりません。
カードローンやキャッシングではお金を借りる人の本人確認書類と収入証明書類の提出が必要になります。
お金を借りるカードローンやキャッシングと、「ローン」には他にも大きな違いがあります。
「ローン」は商品や使用目的が限定されているので融資は一度きりで、その金額の増減はありません。
しかし、カードローンやキャッシングでお金を借りる場合には、融資限度額内であれば自由にお金を引き出すことが可能です。
また、使用目的が自由なカードローンやキャッシングは、ローンに比べて金利が高いという特徴があります。
ローンとカードローン、キャッシングは同じ金融商品ではありますが、その性質には大きな違いがあるのです